2008年10月18日

『まだらの紐』について

 今日の昼ごろ、ケーブルテレビでシャーロック・ホームズの『まだらの紐』をやっていた。あらすじはウィキペディアを読んでもらうこととして省略。

 依頼者の姉が死際に「まだらの紐……」という言葉を残すのだけど、これは以前からかなり気になる一言として私の頭にずっと居座っている。
 命が尽きようとしているときの、ほんの僅かな時間に「まだらの紐」という言葉が出てこようとは。昔の人は言うことが雅である。私だったら「色が色々で、ウネウネしたやつ」とか言ってしまいそうだ。
 そういえば、タイタニック号の生存者のインタビューを読んだときも同じようなことを思った。冷たい海水が体に触れることを「幾千もの針が刺さっているようだった」と表現していたのだが、そんな知的な言い回しができる現代人がどれほどいるだろうか?
 「めっちゃ冷たくて、ザーッて水が入ってきたんすよ! これマジっすよ」とか、今だったらこんな感じだろう。

 まあヴィクトリア朝時代の紳士はちょっと肩に力が入りすぎているような気もするし(実際にはどうだったのだろう?)、現代のほうが力が抜けて割りに楽かもしれない。どちらのほうがいいかなんて、単純には決められないですね。

 大体においてダイイング・メッセージはわかりにくいものだけど、それにしても「まだらの紐」なんてややこしいこと言わないで、「蛇」とだけ言えば事件はもっとスムーズに解決したような気もするのだが。まあそれじゃあ面白くないわけだけど。
 『まだらの紐』はいろいろ矛盾点が多く、実は真相は別のところにあるという見解が一般的。シャーロック・ホームズの謎解きに関する本はかなり出版されているので、色々裏事情を知ることができてうれしい。シャーロキアンじゃなくても楽しめます。
posted by タチバナ at 21:00| 心理

2008年10月12日

ひとこと多いんだってば!「ヘアカット編」

 「ドラッグ・ストア編」に続き、ひとこと多いシリーズ第二段。今回はヘアカット――つまり美容室または床屋バージョン。

 今のところ薬を買う機会はそんなにないので、ドラッグ・ストアはさほど苦にならない。しかし髪は絶対に伸びるものだし、私みたいにショート・ヘアの人間は1ヶ月か2ヶ月に一度は切らないとどうしようもない髪形になってしまうので、切りに行くことになる。
 大人になると風呂と散髪が好きになると聞いたことがあるが、私に限っては今のところ散髪が好きになる兆候はない。風呂は前から好き。

 さっきも述べたように私はショート・ヘアで、ここ数年はずっとそうだ。だから髪を切るときには、もれなくショートを頼むことになる。
 それなのにほぼ毎年、この夏から冬にかけての寒くなる時期になると、「これから寒くなるのにショートですか」と言われる。はっきり言って、誰がなんと言おうと余計なお世話である。
 「寒くなる→髪を伸ばす」というくだらない二段論法が気に入らないし、だいたい客の注文に異を唱える必要がどこにあるというのか。夏にラーメン屋でラーメンを注文して、「こんなに暑いのにラーメンですか? 冷やし中華じゃなくて?」と言うようなものである。
 美容室で交わす会話の90%以上は無益なのだから、いっそのこと100%無駄話にしてしまえばいいのだ。妙に懐をさぐるようなコメントをはさむよりはずっといい。
 私個人の経験として、独立が視野に入ってきた美容師ほど、こういう心無い発言をする確率が高くなる。具体性を欠いた中途半端な野心を持っているから、引くことができないし、かといって押すこともできない微妙なラインに落ち着いてしまうようだ。
 身に覚えがあるから気持ちは分かるのだけど、それでも客商売なのだから、自分を抑えることを覚えてほしいものである。

 私にとって心地よい美容室が見つかる日はくるのだろうか? 今まで行った美容室だって、誰かにとってはとてもすばらしい店のはずだ――たぶん。ならば私にだって、という希望。
 いずれにせよ、定期的に髪を切らなければならないので、その日がくるまで私の美容室放浪記は続くのだ。チャンチャン。
posted by タチバナ at 13:25| Comment(0) | 心理

2008年10月11日

お月見は過ぎましたけど

 ちょっと前(いや、だいぶ前)になるけど、アニメ『クレヨンしんちゃん』のエンディングにかかっていた曲。

【月あかりふんわり落ちてくる夜は】


 これは静止画だけど、YouTubeを探せば動画バージョンもあると思います。
 景色が浮かんでくるようでいい曲だ。月見の季節ではなくても、月を見ると心が洗われるような気がする。気がするだけなんだけど。
posted by タチバナ at 12:42| 趣味・趣向

2008年10月07日

ひとこと多いんだってば!「ドラッグ・ストア編」

 医師からもらった処方箋を持って薬局に行ったのに、そこでまたいちいち質問されるのだけど、あれはなぜだろう? 答え如何で処方を変えるわけでもないだろうに。薬剤師業界で決まっていることなのかもしれないし、無意味に思える質問の中にも重大なことがあるのかもしれないが。

 私はメガネをかけていて、プラス軽いドライアイでもある。普段は何も感じないが、読書中あるいはパソコン作業中に、油断していると目の乾きを感じることがある。その程度。
 一般的にドライアイはコンタクト・レンズをしている人に多いというイメージだが、実はそうとは限らなくて、裸眼でもメガネっ子でも乾く人は乾く。今はそういう時代。

 眼科でドライアイと診断されると、目薬を処方してくれる。いろいろパターンがあるらしいけど、だいたい「マイティア」と「ヒアレイン」の2タイプを渡されることが多いみたいだ。私もそう。
 こういった経緯で、処方箋を持って薬局に目薬をもらいにいったのだが、はじめに書いたようにそこでまた何かしら聞かれるのだ。もちろんすべての会話が無駄というわけではなくて、用法・用量の説明は必要だし、薬局側からすれば私はお客だから(しかも常連になる可能性もあるのだから)、それなりのコミュニケーションはあってしかるべきだろう。
 「ドライアイですか?」くらいなら答えようもあるが(そうです)、「どのくらい乾きますか?」など返答が難しいことを聞かないでもらいたい(前日の豆腐くらい、とでも答えればいいのかな?)。前に行った薬局では「あなた、メガネなのにドライアイなんて、変ですね」と言われた。はっきり言って余計なお世話である。だいたい「変」という言葉が気に入らない。ひとこと多かったがために、その薬局はお客を1人失うこととなったのだ。チャン、チャン。

 未然にミスを防ぐために、むこうだってわざわざヒアリングしてくれているのだろうから、あまり煙たい顔をするのは悪い気がする。しかしながら人と人との会話が生まれる以上、ひとこと多かったりお客を不愉快にしてしまう危険をはらんでいる。薬局は接客業だ。薬剤師に限ったことではないけれど、最後には資格より人柄や人としてのニュアンスが大切なのかもしれない。
posted by タチバナ at 21:28| Comment(0) | 心理

2008年10月03日

Wait!

 ちょっと忙しいもので、サイト更新が滞り中。少々お待ちを……

 とか言いつつ、YouTubeは見てたりする。若かりしころのサザンを発見。



 なんだか仮面舞踏会に仮面をつけずに参加してしまった人を見ている気分だ。変なたとえだが。桑田さんってこんな感じでしたっけ? 今は自身を演出している部分があり、でもこの動画ではそういう面が感じられず妙に生っぽい。今日はサザンを聞きながら、なにやかや……
posted by タチバナ at 12:30| お知らせ

2008年09月27日

気になること

 1.今年の3月くらいから、ヤンマガに連載中の『バカ姉弟』が掲載されていない。「掲載中」なのに掲載されていないとは、由々しき事態である。
 せかすつもりはないが、このまま自然消滅になってしまわないようお願いしたい。

 2.朝、ヒゲを剃るのが好きになってきた。以前はただただめんどくさい作業だったのだが、変わるものである。顔を泡だらけにして(これがポイント!)ゆっくりとかみそりを頬にあてる感触が心地よい。
 村上龍は『海のむこうで戦争がはじまる』の中で、「髭を剃るときに命が消費されているように感じる」とか、そういうことを書いていた。まあそれも分かるような気がするが、そこまでネガティブにならなくてもと思う。

 3.味覚が安いものに適応していることに気付いた。各メーカーの発泡酒を飲み比べた結果、一番うまいと感じた銘柄は一番安いやつだったし――普段、外国産ビールばかり飲んでいるからかもしれないが――、寿司はスーパーで買ったもののほうがネタの厚みがちょうどいいような気がする。
 低価格で深い満足を得られるのはよいことかもしれないが、いささかショックな事実でもある。がんばれ、舌!
posted by タチバナ at 14:21| Comment(0) | 一言/覚書

2008年09月24日

インビジブル

 パレートの法則――80対20の法則と言い換えられる場合もある。経済学から発信されたものらしいが、今では様々な場面で当てはめられているように思う。なんだかゴキブリの考え方と似ている気もする(1匹でも見かけたら実は……というやつ)。
 経験から考えても、たしかにその通りだなと感じることが多い。でももう少し突っ込んで思慮してみると、一見無駄に見える80%があるからこそ、20%が生まれていることに気付く。

 仮に現在の成果を100として、全体の2割が80の成果をあげていたとする。つまり残りの8割は20の成果しかあげていない。では8割の部分で40の成果をあげるよう努めると、最終的に120の成果が達成できるかと言えば、必ずしもそうとは言い切れない。
 火をつければ燃えるものばかりではないのだ。色々な人間が存在するからこそ、多様な世界になっている。何がどこに関わっていて、どんな効果をもたらしているのかを把握するのは難しい。色も重さもないものを生み続けるブラックボックスだって重要だ。既存と未知の間にある呼吸の中に価値を見出せるようになれば、本当に実りのあるものを手にできる気がする。

2008年09月20日

人それぞれの世界観

 ジャンル的に何なのかよく分からないけど、とにかくいい。




 こっちも捨てがたい。




 『サラリーマン・マン』も結構すきです。
posted by タチバナ at 22:46| Comment(0) | 雑記

2008年09月18日

JETZTの『So Long Dear Friend』が聞きたい

 『新キャプテン翼』のオープニング曲だった『So Long Dear Friend』。これがなかなか熱い曲で、今でも気になる一曲だ。
 何かを成し遂げた親友二人が、教会の屋根の上から町(たぶん生まれた町だろう)を見下ろすところがあるが、そのイメージがなんとも言えず良い。「まち」は私の印象では、「町」と「街」の中間くらいの、住みやすいがそれでいて何もない山沿いを連想してしまう。
 純白の教会、十字架、郊外の夜景、栄光そして傷ついた二人。いいねぇ。いつかは教会の屋根に登って夜景を見てやろうと目論んでいるのだけど、この日本で洒落た教会などそうそう見つけられない。しかも町を見下ろすことができる場所という立地条件付きだ。
 そんなわけで今のところ夢は頓挫している。


 たぶん男同士の友情をテーマにした曲だと思う。アニメのオープニングでは、翼が早苗にサッカーボールを渡すカット(それもちょっと思わせぶりな)があるものだから、歌詞の中の「月の光だけが二人を見ていた」の二人というのは、まるで恋人同士のように思ってしまう。でもこの追加イメージのおかげで曲のイメージが膨らんでいるように感じられる。画面のこちら側にいる者としては文句なし。


 好きな歌だが、一度も最後まで聴いたことがない。音源がどこにあるのかいまいちよく分からないからだ。歌っているJETZTのことは全く知らないし、ネットで調べてもほとんど情報がない。CDが発売されているらしいが、見たことがない。
 謎だ。まあ、むこうからしてみれば、謎でもなんでもないのだろうが。今のところYoutubeで見ることしかできていない。


 下がそのオープニング・アニメ。はじめの20〜30秒くらい、関係ないのが流れます。



 最後まで聴いてみたい。いつかCDを見つけたら買うことにしよう。
posted by タチバナ at 00:08| Comment(3) | 趣味・趣向

2008年09月15日

Great Achievement

 総務省が昨日(14日)にまとめた高齢者人口の推計値によると、75歳以上の人口がついに10%を超えたとのことだ。つまり日本人の10人に1人が75歳以上ということ。
 私が読んだ新聞やネットの記事から漂う雰囲気から推察すると、どうやらこの事実は好ましくないことだという認識で一致している。

 本当にそうなのか? たしかに少子高齢化は時に負担を背負うこともあるやっかいな問題だ。でももっとシンプルな意見として、75歳になっても平穏に暮らせることはいいことじゃないですか? 私はそう思う。
 今の日本では街を歩いていても、大体において命が危険にさらされることはないし、飢餓とは縁がなく、医療技術だって進んでおり、教育も受けられる。偉大な達成だ。解決すべき課題は山積しているけれど、この事実に対し日本人は胸を張っていい。

 今日は敬老の日。私もいつか敬われる側の立場になるはずだけど、その時には敬うに値するだけの人間なっていたいと思う。時間の経過だけでは、人は何も生み出さない。
 何にせよ、当分は敬う側の人間だし、今日だってそうだ。今後に起きるであろうあれこれについては、また明日考えましょう。
posted by タチバナ at 13:52| Comment(0) | 日記